転職活動をする上で、面接の日程調整に悩んでいる人は多いのではないでしょうか。
現在就業中である場合、面接日程が平日に設定されていることも多く、仕事との両立が難しいことがあります。
本記事では、働きながら上手く転職活動を進めるための方法や、モチベーションの保ち方について解説しています。
指定された面接日が平日だったときの対策

現在就業中である場合、指定された面接日が平日であった場合、以下のような対策が考えられます。
有休を使う
一番確実なのが、面接の日に有給休暇を使う方法です。
会社の風潮や上司との関係性によっては使いにくいという場合もありますが、有休を使うことは労働者の権利であり、合理的な理由がなければ会社側が拒否できるものではありません。
有給休暇を合理的な理由もなく拒否すると、労働基準法第39条の違反となり、6か月以下の懲役または30万円以下の罰金となります(労基法119条)。
体調不良ということにして当日休む
できればあまり使いたくない方法ではありますが、急に面接に呼ばれて有休申請が間に合わない場合などは、体調不良ということにして当日に休むという手もあります。
しかし、短期間で繰り返すと降格処分などに繋がることもあるため、この方法はあくまで緊急時のみにしておくことをおすすめします。
早退する
午後に1件だけ面接が入っているなど、転職活動のために1日休む必要はないという場合も多いです。
早退は丸1日休むよりも仕事が遅れづらく、業務に支障が出にくいというメリットがあります。
時間単位で有休が取れる制度があれば、そちらを使うのが最もおすすめです。
当日に早退した場合は、その分給料が減るなどのデメリットもあります。
フレックスタイム制を利用する
就業している会社でフレックスタイム制を導入している場合、それを利用して面接の時間を確保するのもおすすめの方法です。
面接が午前中であれば面接が終わってから出社したり、面接が夕方であれば早めに出社して退勤後に面接に行けば、仕事がいつもより遅れることもありません。
しかし急な残業が入って面接に遅れたり、面接が長引いて遅刻してしまう可能性もあるため、注意が必要です。
面接を夜に行う企業はおかしい?面接を夜に行うのはなぜ?




企業側から指定された面接日時が18時以降などの夜間だった場合「ブラック企業なのでは?」と不安になる人も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、ブラック企業でなくても夜に面接を行うことは珍しくありません。
では企業がなぜ夜に面接を行うのか、解説します。
日中は採用以外の業務があるため
基本的に面接日時は企業側の都合で決められますが、面接官が日中は別の仕事をしている場合、夜に面接を行うことがあります。
大企業であれば、採用業務のみに集中できるように担当が決まっていることが多いですが、少人数のベンチャー企業などは、他の業務と兼任していることも少なくありません。






それって長時間残業が常態化しているブラック企業なのでは?
と思うかもしれませんが、普段あまり求人を出さない(要は人が辞めない)企業が欠員補充を行うケースなどもあるため、夜に面接を行うからといってブラック企業だと判断するのは早計です。
フレックスタイム制で夜間も仕事をしているため
フレックスタイム制を導入している会社の場合、面接官が遅めに出勤して夜間まで仕事をしていることがあります。
この場合は、むしろホワイト企業である可能性が高いと言えるでしょう。
働きながら転職活動する求職者への配慮
多くの求職者は、現在就業中である場合が多いため、日中に面接に呼ばれると仕事を休んだり早退する必要が出てきます。
中途採用で優秀な候補者を確保したい企業などは、面接のために仕事を休む必要がないように配慮して、面接を夜間に指定している場合があります。
この場合も、むしろホワイト企業である可能性が高いと言えるでしょう。
あまりに遅い時間ならブラック企業の可能性あり
夜に面接を行っているからといってブラック企業とは限りませんが、面接時間が21時以降などあまりにも遅い場合、深夜残業が常態化しているブラック企業である可能性が高くなります。
仮にそうではなかったとしても、深夜に及ぶ時間帯での面接は求職者の仕事に支障をきたすこともあるため、企業としての配慮が欠けているとも言えます。
疑問に思ったら面接で確認すればOK
夜に面接を行っていることで不審に思ったのであれば、「なぜ夜間に面接を行うのか」を面接の際に確認すれば良いのです。
挨拶ついでに






こんな遅い時間に対応してくださり、ありがとうございます。
と言えば、その流れで理由を教えてもらえる可能性が高いですし、面接なら確実に質問できる機会があるので、そのときに聞けば問題ありません。
面接の際に確認することで、企業の考え方や求職者への配慮の度合いを確認することができます。
転職活動中に仕事を休めない・休みすぎたときの対処法




転職活動中に仕事を休めない場合や、休みすぎてこれ以上休むことが難しいという場合もあると思います。
そんなときの対処法をケース別に解説していきます。
繁忙期で休めないとき
自分が所属する部署が繁忙期の場合、全員仕事が忙しく休んでいる場合ではないという空気なので、有休を取得しようとすると嫌な顔をされるという状況は珍しくありません。
しかし、有休を取得することは労働者側の権利であり、企業側は「繁忙期だから」という理由だけでは拒否できません。
ただ、自分が休むことで誰かにしわ寄せが行って心証が悪くなったり、角が立つ場合もあります。
仕事をカバーしてくれた人がいたらお礼をしたり、誰かが困っているときは自分がカバーするなど、周りへの配慮は忘れないようにしましょう。
有休が足りない・またはないとき
有休を使いきって足りない場合や、入社したばかりで有休がない場合でも、1日2日程度なら休んだり早退すること自体は大きな問題にはなりません。
しかし、休んだ時間分は無給になることや、会社からの評価に響く等のリスクがあります。
できるだけ休日や、就業時間外に面接を設定するなどの調整をすることをおすすめします。
また、有給休暇以外にも、特別休暇や振替休日など、休暇に関する制度が導入されているならそちらも活用することをおすすめします。
短期間で何度も休みすぎたとき
事前に申請した承認された有休であっても、短期間で何度も続けば業務に支障が出てきます。
仕事をカバーしてくれた人への配慮はもちろんですが、できるだけ休日や就業時間外に面接を組むよう調整することをおすすめします。
「どうせ転職するから」と周りへの配慮もなく休んでしまうと、転職活動が予想よりも長引いた場合に自分が居づらくなる可能性があります。
それでも働きながら転職活動をした方が良い理由




働きながら転職活動をするのは決して簡単なことではなく、疲れてしまうことも多いです。
しかし、それでも働きながら転職活動をした方がメリットが多く、仕事を辞めてから転職活動を行うのはリスクが大きいため、働きながら転職活動をすることをおすすめします。
その理由を具体的に解説します。
焦って転職先を決めなくていい
あっさり転職先が見つかることの方が稀で、基本的に納得のいく転職先はなかなか見つかりません。
転職エージェントが転職までにかかる期間を「平均3ヶ月」等と公表していることがありますが、これはあくまで平均値であり、それ以上かかっている人はざらにいるということです。
仕事を辞めてしまうと、転職活動が長引いた場合、空白期間が延びることや経済的な困窮から、焦って納得いかない企業に転職してしまう可能性が高くなります。
しかし、働きながら転職活動を行えば、納得いくまで転職先を探すことができます。
金銭的な心配がない
仕事を辞めると、当たり前ですが収入が途切れます。
転職先が決まるまでは貯金を切り崩して生活するという手もありますが、転職活動が予想外に長引いた場合






このまま収入が途切れたままだったらどうしよう…。
という心配から、納得いかない企業に転職してしまう可能性が高くなります。




現職に残る選択もできる
転職活動を進めていくうちに、現職よりも待遇の良い求人が見つからなかったり、今は転職するべきタイミングではないと感じることがあります。
仕事を辞めてしまってからそう思っても遅いですが、働きながら転職活動をすれば、一旦転職することは諦めて現職に残るという選択をすることも可能です。




転職活動中で仕事に身が入らないときの対処法




働きながら転職活動をしていると、書類作成や面接でプライベートの時間が潰れてリフレッシュできなかったり、「どうせ辞めるし」と今の仕事へのモチベーションが下がってしまうことから、仕事に身が入らなくなってしまうことがあります。
そのような場合の対処法を紹介します。
優先順位の高い仕事を早い時間に終わらせる
目覚めてから3時間は「脳のゴールデンタイム」と呼ばれており、脳が活性化しています。
逆に言えばそれ以降はどんどん脳の働きが落ちてしまうため、余計に仕事に身が入らなくなってしまいます。
脳科学者の茂木健一郎氏によると、朝目覚めてからの3時間というのは脳が最も効率よく働く「ゴールデンタイム」なのだといいます。一日働き通した脳は夜に睡眠をとることで一旦リセットされ、起床後には新たな気持ちで活動をすることができるのです。
そのため、仕事に優先順位をつけて、優先順位の高い仕事は早い時間に終わらせるようにすることをおすすめします。
残業しないと追いつかない量の仕事は断る
仕事を頼まれたら、全て引き受けないといけないわけではありません。
もし新たに仕事を引き受けた場合、残業しないと追いつかないのなら、予め断ることも必要です。
他の人に迷惑をかけてしまう心配があるかもしれませんが、キャパオーバーで仕事が滞る方が結果的に迷惑をかけてしまいます。
休日は仕事のことも転職のことも忘れてリフレッシュする
働きながら転職活動をする場合、休日に書類作成や面接の予定を入れることも多くあります。
しかし、休日にきちんと休めていないと、仕事に身が入らなくなってしまい、パフォーマンスも落ちてしまいます。
書類作成や面接はできるだけ就業前後に行い、休日は仕事のことも転職のことも忘れて、リフレッシュすることが大切です。
働きながらの転職活動に疲れた人への対処法




働きながらの転職活動は忙しかったり、考えることが多かったりして、何かと疲れることが多いです。
頑張りすぎて精神的に辛くなってしまったら、下記の対処法を試してみてください。
応募数を減らす
「できるだけたくさんの求人に応募しないといけない」と思っている人は少なくないのではないでしょうか。
転職エージェントによっては






書類通過率は10%程度なので、とにかくたくさん応募しましょう!
と言うこともあります。
しかし、たくさん内定をもらっても最終的に入社できるのは1社のみです。
応募するのは自分が納得いく条件の求人だけに絞り、余った時間はゆっくりしたり、リフレッシュするために充ててください。
無理だと思ったら一旦休んでみる
転職活動を一旦休んでみるのもおすすめです。
働きながら転職活動をしているなら、焦って転職先を決める必要はないので、リフレッシュしてから再度転職活動を進めれば良いのです。






転職先が見つかっていないから休んでいる場合じゃないし、何をしても楽しめない…。
と思うかもしれませんが、休むときはしっかり休まないとパフォーマンスが落ちる一方です。




まとめ
働きながら転職活動をする場合、平日に面接に呼ばれたら有休を使うのが一般的ですが、休めない場合は就業後の夜間に面接日時を指定したり、フレックスタイム制を活用するという方法があります。
働きながらの転職活動に疲れてしまい、仕事に身が入らなかったり、精神的に辛くなってしまったら、一旦休んでみることも大切です。







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